UE5の親クラスとは
UE5ではブループリントクラスで親子関係を形成することが可能となっている。
親クラスとは何か?変更方法について紹介していく。
UE5の親クラスの目次
親クラスとは親クラスの変更方法
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UE5の親クラスとは
UE5の親クラスとは基本機能や構造が入ったクラスのこと。
親クラスの機能を子クラスで継承して使ってやることで、効率的なシステム設計ができる。
例えば、キャラクターの能力値(HPや攻撃力など)やダメージ計算などの機能は、操作キャラでも敵でも必要な共通の要素と言える。
そこで、それらの機能を搭載したBP_Characterという親クラスを作成し、その子クラスとしてBP_PlayerやBP_Enemyなどを作ってやればいい。
BP_PlayerでもBP_Enemyでも、BP_Characterの変数・関数・コンポーネントなどを使用することが可能になる。
目次にもどるUE5の親クラスの変更方法
UE5での親クラスの変更方法について紹介していく。
サードパーソンテンプレートを使っているならコンテンツドロワーのThirdPerson→BlueprintsのフォルダにBP_ThirdPersonがあるのでコピーし、任意の場所に貼り付けて名前をBP_Playerとする(他のテンプレートでも操作キャラのブループリントをコピーしてBP_Playerを作ろう)。
デフォルトではCharacter(親クラス)→BP_Player(子クラス)となっている。
このCharacterクラスは最初からUE5が用意しており、大元の親クラスと言えるもので、キャラクターの移動などの重要機能がある。それをBP_Characterクラスを新たに作成して以下のように変更していく。
Character→BP_Character→BP_Player
コンテンツドロワーで右クリックしブループリント→ブループリントクラスのように選択する。
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以下の画面で親クラス(最初からUE5が用意しているクラス)を選べる。キャラクター(Character)を選択する。
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作ったブループリントクラスをBP_Characterとする。
BP_Playerをダブルクリックして開く。
クラス設定を選択し、詳細タブを見よう。
クラスオプションの親クラスの項目はキャラクターになっている。これをBP_Characterに変更してやればOKだ。
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これでBP_Playerの親クラスはBP_Characterとなり親子関係となった。
試しにBP_Characterで変数HPを作成してみよう。
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次にBP_Playerを開き、「Get HP」や「Set HP」と検索すると出てくる。親クラスで作成した変数を子クラスで扱うことができる(継承している)のが確認できた。
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