公開日:2025/06/04  更新日:2025/06/04

UE5の親クラスとは

UE5ではブループリントクラスで親子関係を形成することが可能となっている。

親クラスとは何か?変更方法について紹介していく。

UE5の親クラスの目次

親クラスとは
親クラスの変更方法
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UE5の親クラスとは

UE5の親クラスとは基本機能や構造が入ったクラスのこと。

親クラスの機能を子クラスで継承して使ってやることで、効率的なシステム設計ができる。

例えば、キャラクターの能力値(HPや攻撃力など)やダメージ計算などの機能は、操作キャラでも敵でも必要な共通の要素と言える。

そこで、それらの機能を搭載したBP_Characterという親クラスを作成し、その子クラスとしてBP_PlayerやBP_Enemyなどを作ってやればいい。

BP_PlayerでもBP_Enemyでも、BP_Characterの変数・関数・コンポーネントなどを使用することが可能になる。

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UE5の親クラスの変更方法

UE5での親クラスの変更方法について紹介していく。

サードパーソンテンプレートを使っているならコンテンツドロワーのThirdPerson→BlueprintsのフォルダにBP_ThirdPersonがあるのでコピーし、任意の場所に貼り付けて名前をBP_Playerとする(他のテンプレートでも操作キャラのブループリントをコピーしてBP_Playerを作ろう)。

デフォルトではCharacter(親クラス)→BP_Player(子クラス)となっている。

このCharacterクラスは最初からUE5が用意しており、大元の親クラスと言えるもので、キャラクターの移動などの重要機能がある。それをBP_Characterクラスを新たに作成して以下のように変更していく。

Character→BP_Character→BP_Player

コンテンツドロワーで右クリックしブループリント→ブループリントクラスのように選択する。

UE5の親クラス

以下の画面で親クラス(最初からUE5が用意しているクラス)を選べる。キャラクター(Character)を選択する。

UE5の親クラス

作ったブループリントクラスをBP_Characterとする。

BP_Playerをダブルクリックして開く。

クラス設定を選択し、詳細タブを見よう。

クラスオプションの親クラスの項目はキャラクターになっている。これをBP_Characterに変更してやればOKだ。

UE5の親クラス

これでBP_Playerの親クラスはBP_Characterとなり親子関係となった。

試しにBP_Characterで変数HPを作成してみよう。

UE5の親クラス

次にBP_Playerを開き、「Get HP」や「Set HP」と検索すると出てくる。親クラスで作成した変数を子クラスで扱うことができる(継承している)のが確認できた。

UE5の親クラス

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