UE5のレベルの作り方
UE5のレベルとは簡単に言えば1つのマップのようなものである。
レベルの構成要素としてはアクタ(障害物など)、キャラ、ライト(照明・太陽)、音(風など自然の音や足音)などである。
レベルは複数作ることが可能である。例えば、キャラが屋外から屋内へ移動する際は、屋外用レベルと屋内用レベルを作って屋外→屋内のようにレベルを移動させることになる(障害物・ライト・音が変わるのでオープンワールド系ゲームを作るのでなければ移動させたほうが無難)。
この記事ではレベルの作り方について詳しく紹介していく。
レベルの作り方
レベルの作り方手順レベルファイルの切り換え方
目次にもどる
レベルの作り方手順
レベルを新たに作りたい場合には、上部メニューの「ファイル」を選択し、「新規レベル」を選択する。
.jpg)
すると以下のような画面が出る。
.jpg)
選択肢は4つ。
Open World
広大な大地や山が存在するレベル。RPGなどでワールドマップを作ったり、オープンワールドゲームを作成する際に重宝する。
空のオープンワールド
大地や山がない空になっているOpen World
Basic
人工物のような土台のみが配置されたシンプルなレベル
キャラを歩かせる場合など最低限土台は必要になることが多く、テストや開発を行うのに適している。迷ったらひとまずこのレベルを作成するのがおすすめ。
空のレベル
土台すらない空のレベル。
今回はBasicを選択してみる。ビューポートに以下のようにゲーム画面が映る。
.jpg)
注意してもらいたいのは今の時点ではレベルを作成しただけで保存はされていないということ。
今開いているレベルを保存するには、上部メニューの「ファイル」を選択し、「名前を付けて現行レベルを保存」を選択する。
.jpg)
コンテンツブラウザの任意の場所に保存できる。後からレベルの場所が分かるように「Maps」などのフォルダを作成して保存するのがおすすめだ。

ちなみにレベルの作り方としては、コンテンツブラウザの任意の場所で右クリックして「レベル」を選択する方法もある。
UE5.3の時点では、このやり方ではコンテンツブラウザにレベルファイル作成されるものの空のレベルファイルとなる。4つの選択肢から選ぶことができない。よってあまりおすすめできないやり方だ。
目次にもどるレベルファイルの切り換え方
コンテンツブラウザのレベルを保存した場所を開こう。
山のようなマークのファイルがレベルの本体ファイルである。
.jpg)
なお、レベルの本体ファイルの状態にもよるが以下のようなBuiltDataファイルができることもある。
2.jpg)
これは本体ファイルのライティングデータである(例えば同じマップでも昼と夜の場面を作りたい場合に役立つ)。
新しくレベルを作っても作成されない場合もある。必ずしも存在するとは限らない。ひとまず気にせず削除はしないようにしよう。
今、ゲーム制作を行っているレベルファイルを別のものに切り替えたい場合は、切り替えたいレベルの本体ファイルをダブルクリックすればいい。
その際、今開いているレベルファイルに保存していない項目がある場合は以下のように表示される。
.jpg)
保存すれば、ゲーム制作を行うレベルを切り替えることができる。